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「大妖怪展―土偶から妖怪ウォッチまで―」@江戸東京博物館

      2016/12/04

大妖怪展―土偶から妖怪ウォッチまで―

に行ってきました。

場所は江戸東京博物館 1階特別展示室。 2016年7月5日~8月28日

大阪では あべのハルカス美術館。 2016年9月10日~11月6日

 

 

混雑具合と客層

私が行ったのは江戸東京博物館で、8月21日、日曜日の11時ごろに会場に着きました。その時点ではチケットを買うまでに10分待ち。入場はすぐに出来ました。ただ、会場を後にした14時ごろにはチケットを買うのに40分待ち、入場にも待ちがありました。

 

「大妖怪展」と江戸東京博物館の常設展の共通チケットは現地でしか買えませんが、「大妖怪展」のみのチケットはコンビニで買えるので、常設展に興味のない人は必ずコンビニで買っていく方がよいでしょう。

 

ただ、畠中恵さんの『こいしり』を以前紹介したときにも書きましたが、江戸東京博物館の常設展は江戸時代を描いた時代物好きの人には必見だと思うので、この機会に行って欲しいです。

 

会場内ではひとつの展示ケースに二重に人だかりができるぐらいの込み具合でかなり込んでいました(入場制限がかかっていたので当たり前ですが)。ただ、比較的テンポ良く列が進むので、そこまでストレスは感じませんでした。

 

客層は、家族連れや年配の方のグループが多めで、カップルは少なめです。他の特別展に比べ妖怪ウォッチと絡めているので小さいお子さんが目立ちました。

 

歌川国芳、月岡芳年

「大妖怪展―土偶から妖怪ウォッチまで―」とあるように、展覧会のコンセプトは日本人が妖怪をどう捉えていたかを縄文時代の土偶、平安、鎌倉時代の地獄絵、中世の絵巻、江戸時代の浮世絵とその時代ごとに紹介していこうというものです。

 

その中で個人的に印象に残ったのが浮世絵。特に、歌川国芳、月岡芳年の二人です。国芳は巨大な髑髏の迫力ある絵はインパクト絶大です。また、芳年の色鮮やかでちょっとコミカルな妖怪も面白かったです。

 

これ以外にも、ゆるキャラに通ずるような変な妖怪や、大の大人がちょっとビビッてしまうような幽霊図などバラエティー富んだ展示で、色々な楽しみ方ができて飽きませんでした。

 

 

妖怪ウォッチは少なめですが、夏休みの自由研究のネタにはなるか?

「土偶から妖怪ウォッチ」とありますが、「妖怪ウォッチ」の展示自体はかな少なく、全体の10分の1程度のスペースです。なので「妖怪ウォッチ」目当てで行くのはお勧めしません。ただ、ゆるキャラのようなコミカルな見た目で、なんでも妖怪のせいにしてしまう考え方などは、ずっと昔から言われていることなんだなと、今回の展覧会で知って感心しました。

 

中世や江戸時代にどのように妖怪を捉えていたか、そしてそれが現代の「妖怪ウォッチ」などに、どんな風に影響を与えているかなんてテーマで夏休みの自由研究のテーマに出来ないかな何てことも考えました。

 

 

まとめ

妖怪や幽霊をテーマにした特別展は、毎年夏になるとどこかしらの美術館で行われると思います。私も、この手のテーマの特別展は3回くらいは行きました。その中で、今回は単純に規模が大きく、展示品のレベル(素人なので、国宝や重文の点数などでしか分かりませんが)が高いように感じました。また、単に妖怪や幽霊の絵を並べただけでなく、全体のストーリーがあるのでよりいっそう楽しめました。

 

東京ではあとわずかしか期間がありませんが、ぜひ行ってみて欲しいです。おすすめです。

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