おすすめ本の輪

小説のレビューというか書評的な読書感想文みたいなのを書いてきます。

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『疑心 隠蔽捜査3』 今野敏 竜崎萌え

   

書評的な読書感想文224

『疑心 隠蔽捜査3』(文庫)

おすすめ度☆☆☆☆(星数別索引&説明

今野敏(作家別索引

レーベル 2012年2月

警察 サスペンス(ジャンル別索引

 

 

おすすめポイントを百文字で

相変わらず面白い。部下に恋をしていまい戸惑う竜崎がかなり萌えました。また、テロの捜査の行き詰まりやアメリカ側との軋轢で溜まっていたフラストレーションが一気に解消されるラストは気持ちよかったです。

 

 

あらすじ

アメリカ大統領の訪日が決定。大森署署長・竜崎伸也警視長は、羽田空港を含む第二方面警備本部本部長に抜擢された。やがて日本人がテロを企図しているという情報が入り、その双肩にさらなる重責がのしかかる。米シークレットサービスとの摩擦。そして、臨時に補佐を務める美しい女性キャリア・畠山美奈子へ抱いてしまった狂おしい恋心。竜崎は、この難局をいかにして乗り切るのか?(作品紹介より)

 

 

『隠蔽捜査』シリーズ第三弾

以前紹介した『隠蔽捜査』、『果断 隠蔽捜査2』の続編で、隠蔽捜査シリーズの第三弾です。この巻から読んでももちろん楽しめますが、前の二作を読んで竜崎のキャラクターをつかんでからこの巻を読んだほうが絶対に楽しめるのと、前の二作が非常に面白いので、第一弾から順番に読むのをおすすめします。

 

 

竜崎を愛でる

今回の見所は本筋の話よりも何より、竜崎が恋に落ちるところが見所です。物語の序盤で竜崎は娘の結婚問題に無関心で、むしろ恋愛に対して

もっと理解できないのが、あたかもこの世で一番大切なものが恋愛であるかのように描くテレビドラマや映画が人気を博していることだ。世間の人々の最大に関心事が恋愛なのではないかと思えてしまう。

実際にそうかもしれない。

そんな国は滅ぶ。竜崎は、本気でそう考えていた。(P13,14)

なんて考えています。

 

そんな竜崎が恋に落ちるのだからそれだけで面白いのですが、自分で自分をコントロールできなくなってしまい戸惑いうろたえる竜崎がかわいくてしょうがありません。読み終わって最初に抱いた感想は「今回は竜崎を愛でる話だなと。竜崎萌えの回だな。」ということでした。

 

前の二作を読んだ人なら竜崎の個性的なキャラクターに魅力を感じていると思いますが、今回はそこからの落差が楽しめます。

 

 

物語の本筋

物語の本筋は、アメリカ大統領の訪日の際の警護の第二方面警備本部本部長に竜崎が抜擢される事から始まります。テロが計画されているといった情報が入ったり、アメリカのシークレットサービスとの軋轢がおきるなど難題が降りかかります。

 

竜崎が初めて恋に陥って冷静さを失っていることもあり、事態はどんどん悪化していき、読んでいてフラストレーションがたまる展開が続きます。ただ、あるきっかけから本来の竜崎らしかが発揮され、終盤に物語が一気に展開される様子はかなり気持ちがよいです。

 

本筋の警察ものとしても、相変わらず面白いです。

 

 

書評的な読書感想文のまとめ

今回は竜崎が恋に落ちるという、今までとはだいぶ違った展開になります。ただ、今までの物語で竜崎のキャラクターを好きになった人なら、このギャップはきっと楽しめると思います。また、本筋の警察ものとしても相変わらず面白いので、おすすめ度は星四つです。

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