おすすめ本の輪

小説のレビューというか書評的な読書感想文みたいなのを書いてきます。

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『朧月市役所妖怪課 号泣箱女』 青柳碧人 妖怪ミステリー

   

書評的な読書感想文218

『朧月市役所妖怪課 号泣箱女』(文庫)

おすすめ度☆☆(星数別索引&説明

青柳碧人(作家別索引

角川文庫 2014年7月

ファンタジー ミステリー(ジャンル別索引

 

 

おすすめポイントを百文字で

前作に比べミステリー色がアップしていて、妖怪の能力を活かしたトリックが楽しめるライトミステリーです。ただ、登場人物が多くて混乱してしまうのが難点。先が気になるので次も読みますが、おすすめ度は低いです。

 

 

あらすじ

あああ――悲哀に満ちた泣き声とともに箱の中から現れる妖怪・箱女。出現したショッピングセンターの調査に向かった妖怪課職員・宵原秀也の前に、ド派手な女三人組が現れた。彼女たちこそが、今、世間をにぎわす謎の民間妖怪退治会社〈揺炎魔女計画〉。妖怪課の方針とは違い、妖怪を手荒に扱う危険な連中だ。そんな奴らの活動の背後に、なにやら市議会を巻き込む陰謀の影が……!?秀也の前に数々の謎と市政の壁が立ちはだかる。(作品紹介より)

 

 

『朧月市役所妖怪課』シリーズ第二弾

毎度お馴染み「今好きな作家で打線を組んでみた」で投手陣の抑えにいる青柳碧人の作品で、以前紹介した『朧月市役所妖怪課 河童コロッケ』の続編でシリーズ第二弾です。

 

前作のラストから今作に話が続いているので、今作から読んでもあまり楽しめないかもしれません。

 

 

妖怪ミステリー

今作は、妖怪の能力を活かしたトリックを楽しめるライトミステリーになっています。その分前作の特徴だったホラー要素は減ってしまっています。個人的にはホラーも面白かったのでちょっと残念です。

 

そして、今回の特徴のミステリーなのですが、様々な能力を持った妖怪や人間が起こす事件を解決するトリッキーなタイプのミステリーになっていて、深く考えるというよりは気軽に楽しめるタイプです。妖怪の能力がキーになっていて謎解きを読んで納得できました。

 

 

登場人物が多い

ミステリーにありがちな傾向ですが登場人物が多くて混乱してしまいました。前作に出てきた主人公の同僚キャラがまだ定着していないのに新たなキャラクターが味方も敵も出てきてちょっとしんどかったです。

 

また、キャラが一気に増えたうえに、各々が妖怪の能力を持っていてそれが推理の鍵になるので何度も人物紹介のページを読み直してしまいました。ちょっと厳しかったです。

 

 

書評的な読書感想文のまとめ

妖怪を保護する派と殺す派の政治的な対立や主人公の恋愛、主人公の仕事のありようなど先が気になる要素がたくさんあるので次回作も読みます。ただ、これを人に勧めるかというと進めないってことで星二つです。

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