おすすめ本の輪

小説のレビューというか書評的な読書感想文みたいなのを書いてきます。

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『夢のような幸福』他エッセイシリーズ 三浦しをん 胸毛最高

   

書評的な読書感想文043

『夢のような幸福』(文庫)

『乙女なげやり』(文庫)

『桃色トワイライト』(文庫)

『悶絶スパイラル』(文庫)

おすすめ度☆☆☆☆(星数別索引&説明

三浦しをん(作家別索引

レーベル 2008年3月~2012年9月

エッセイ(ジャンル別索引

 

 

おすすめポイントを百文字で

 『のだめカンタービレ』のヒットを予言し、クリスマスイブに女同士で丸の内のイルミネーションを眺めに行く。外国人俳優の胸毛に興奮し、弟にぶたさん呼ばわりされる。そんな三浦しをんさんの爆笑エッセイです。

 

 

あらすじ

欲望の発露する瞬間を考察し、友人と特異な「萌えポイント」について語り合う。伝説の名作漫画『愛と誠』再読でその不可解な魅力を再検証。世界の名作『嵐が丘』を読み乙女のテイストを堪能し、女同士でバクチクライブ旅。独自の見所発見の映画評、旅先の古書店の謎を探索。物語の萌芽にも似て脳内妄想はふくらむばかり――小説とはひと味違う濃厚テイストのエッセイをご賞味あれ!(『夢のような幸福』作品紹介より)

 

 

週に一度のエッセイ連載シリーズ

夢のような幸福 〈amazonへ〉』『乙女なげやり 〈amazonへ〉』『桃色トワイライト 〈amazonへ〉』『悶絶スパイラル 〈amazoneへ〉』の四つの作品で「週に一度のエッセイ連載シリーズ(悶絶スパイラルP329)」だそうです。文庫版の表紙は松苗あけみさんという方が描かれ、『夢のような』から描かれている人物の人数が一人ずつ増えていきます。

 

タイトルからして悪ふざけ臭ぷんぷんですが、表紙もなかなかの悪ふざけです(ほめてます)。中身はもっと悪ふざけです(ほめてます)。

 

 

マンガの話

マンガが大好きな三浦さん。いろいろなマンガの感想や考察が書かれていますが、さすがは人気作家さんだけ合って、ちょいちょいと鋭い分析があります。『ピューと吹く!ジャガー』の話とかも面白いのですが、個人的に驚いた話を紹介します。

 

『のだめカンタービレ(第五巻)』について

さまざまな漫画がドラマ化される昨今だが、この作品ほどふさわしいと思えるものを他に知らない。『夢のような幸福』(P283)

五巻の時点でここまで断言できるのはすごいですね。結果は、ドラマ化、映画化して、マンガの実写化で成功した作品を上げるときに必ず名前が出るような作品になりました。

 

 

友達の話

萌えポイントが「孤独な将軍」というぜんちゃんやバンド「バクチク」の追っかけ仲間の「死国」のYちゃんなど個性的な友達が出てくるこのエッセイ。

 

私が印象に残った友達は腹ちゃん。クリスマスイブに女二人で出かける約束をし、行き先を散々検討した末に銀座ティファニー本店で待ち合わせしてから、丸の内のミレナリオにイルミネーションを見に行く。そんな人達中々いないと思います。

 

 

胸毛と家族

映画『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンさんにはまった三浦さん

うほほーい、アラゴルンに胸毛があるよ!生きてて良かったー。一人で感涙にむせぶ。(『夢のような幸福』P142)

だそうです。

 

そんな三浦さんは弟さんにはブタさん呼ばわりされているようですが、ご家族も中々個性的な人達のようです。『悶絶スパイラス』の松苗あけみさんの解説漫画で弟さんは漫画にまでなってます。

 

 

書評的な読書感想文のまとめ

以前紹介した三浦さんのエッセイ『しをんのしおり』と読み味はそう大差ないと思います。一冊読んでもういいやという人と、出版されているの全部読んじゃるという人に分かれるかもしれません。私は当然全部読んじゃる派って事で、星四つです。

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